県は28日、トチノキなどの樹木に寄生して枯死させる特定外来生物の昆虫「ツヤハダゴマダラカミキリ」の被害を真岡市内で初めて確認したと発表した。被害が確認されたのは県内7市町目。
県自然環境課によると、同市内の道路脇で通行人がトチノキに異常を見つけ、26日に県へ連絡した。市と県の担当者が現地を訪れたところ、トチノキ3本にツヤハダゴマダラカミキリの産卵跡を発見した。今後、県と市は半径2キロ以内の被害を調査する。
同課は「春以降、成虫が現れ始める。疑わしい痕跡を見つけた場合はすぐに連絡してほしい」と呼びかけている。