【小山】JR小山駅西口の再開発ビル「ロブレ」6階にある市生涯学習センター入り口のアート作品が完成し22日、同センターでお披露目会が開かれた。
市の魅力や暮らしぶりなどをデザインしたアート作品は「親しみやすい生涯学習センター」を目指す取り組みの一環。愛称の公募も行い、神鳥谷(ひととのや)、団体職員堀達哉(ほりたつや)さん(57)が発案した「えるるOYAMA」に決定した。
デザインの構想に当たっては昨夏、市地域おこし協力隊の横山賢(よこやまけん)さん(41)や市市民活動センター「おやま~る」と市民協働イベントを開き、参加した市民の思いやイメージを集約。これを受け、市内で個展開催経験がある都内在住のデジタルアーティスト「marin boo」さん(32)が作品として仕上げた。
学びや発想の場をイメージしたロゴを中心に、子どもや外国人などさまざまな個性の人たちの表情をポップな印象で描写。両脇には渡良瀬遊水地や思川桜など、市を代表する田園風景を表現した。デジタルアートとしてプリントし、ガラス張りの入り口に貼付した形。
お披露目会には浅野正富(あさのまさとみ)市長や濱口隆晴(はまぐちたかはる)教育長、marin booさんら関係者約20人が出席。浅野市長は「幅広い世代に学びの場として使っていただく施設として、入りやすいイメージは重要。デザインは市民が共創する市の象徴になると思う」と期待を込めた。