宇都宮清原球場をティラノサウルスの着ぐるみで走る参加者たち

 恐竜の着ぐるみ姿で競走する「ティラノサウルスレース」が8日、宇都宮清原球場で行われた。色とりどりの恐竜にふんした大人と子ども「130匹」が球場に集合し、健脚を競った。

 市は、同球場など次世代型路面電車(LRT)沿線でスポーツを活用したまちづくりを進めている。市スポーツ振興財団がその一環としてレースを企画した。

 参加者はオレンジ色やピンク、青など色鮮やかな恐竜の着ぐるみを身にまとって登場。グループに分かれて、球場の人工芝部分で綱引きなどを楽しんだ。

 レースは小学生の「幼獣」と中学生以上は「成獣オス」と「成獣メス」で実施。出場者は着ぐるみから出した短い手足を上手に使いながら、ゴールまでの30メートルを全力疾走した。成獣オスで優勝した市貝町赤羽、大学1年中新井孔綺(なかあらいこうき)さん(19)は「優勝できてうれしい。恐竜の着ぐるみが球場に集まる非日常感が最高」と笑顔だった。