オペラ・ユニット「カントキューブ」の高橋、後藤、隠岐(左から)

 オペラ・ユニット「カントキューブ」のコンサートが3月2日、県総合文化センターサブホールで開かれる。オペラの名アリアから日本の歌、ポップスまで、テノール、バリトン、バス・バリトンの3人が幅広い歌の魅力を響かせる。

 ユニット名はいつも「箱形の劇場にいる人」の意。とちぎ未来づくり財団主催「コンセール・マロニエ21」1位の経歴を持つバリトンの高橋洋介(たかはしようすけ)、テノールの隠岐速人(おきはやと)、バス・バリトン後藤春馬(ごとうかずま)が2021年に結成した。いずれも国際コンクールファイナリストや欧州デビューを果たした実績があり、多彩なプログラムで活動している。

 デビューアルバム「LOVE」に続き、昨年夏「日本のうた」をリリース。グループとして初めて大阪交響楽団とも共演した。「オペラを近くに、音楽を生活に」を掲げ全国を回る。

 公演予定プログラムは、プッチーニのオペラ「トゥーランドットより『誰も寝てはならぬ』」、サルトリ「君と旅立とう(タイム・トゥ・セイ・グッバイ)」、アルバム「日本のうた」から宮沢賢治(みやざわけんじ)「星めぐりの歌」、小椋佳(おぐらけい)「愛燦燦(さんさん)」など。ピアノは木村裕平(きむらゆうへい)。

 午後2時開演。チケットは全席指定3千円。(問)同館プレイガイド028・643・1013。