奇岩群の前でグリーンスローモビリティに乗って研修を受ける受講者

 【宇都宮】市大谷石文化推進協議会主催の「大谷石文化」ガイド中級講座の第2回が25日に開かれ、13人が大谷地区を周遊する電動車「グリーンスローモビリティ」に乗車しての研修に臨んだ。

 同講座は、大谷石文化が日本遺産に認定されたことから、文化財や史跡巡りといった基本知識の提供だけでなく、大谷石文化のストーリーに沿ったコースづくりを自ら企画できるガイドを育成するのが目的。現在のガイドや同講座初級などを受講した人が対象となっている。

 受講者は市大谷振興室職員によるグリーンスローモビリティの説明を受けた後、6人乗りと7人乗りの2台に分乗。大谷コネクト、奇岩群、カネホン採石場などを巡る約1・5キロのコースを体感しながら、地元のガイドの説明を受けた。

 うつのみやシティガイド協会に所属する菱田克彦(ひしだかつひこ)さんは(69)は「初めて乗りました。ゆっくり景観を観賞できるので楽しいですね」と話した。

 同講座は2月に実地研修後、それぞれ課題を発表、今後のガイドに役立てる。