20日は一年で最も寒い日とされる大寒。奥日光の中禅寺湖では波しぶきが凍ってできる「しぶき氷」が見られ、自然の造形美が訪れた人を魅了している。

中禅寺湖の湖畔にできたしぶき氷=19日午後0時30分、日光市中宮祠
宇都宮地方気象台によると、19日の県内の最低気温は奥日光が氷点下7・3度、佐野同3・2度、宇都宮同2・8度となり、この時季らしい寒さとなった。
奥日光は日中、青空が広がり穏やかな天候となった。しぶき氷は、同湖東岸の歌ケ浜駐車場やイタリア大使館別荘記念公園周辺で見られ、観光客が写真に収めるなどした。
栃木市都賀町家中、無職佐藤和久(さとうかずひさ)さん(68)は「毎年見に来ている。大きな氷もあって楽しめた」と話した。日光自然博物館は「今冬は例年並みの冷え込みだが、強風があまりないことなどから、しぶき氷は少なめ」としている。
(文・写真 河野光吉)