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 宇都宮市中心部の上河原通りで11日、新春恒例の初市が開かれ、縁起物を求める人で終日にぎわった。

だるまを買い求める客でにぎわう露店=11日午後5時5分、宇都宮市大通り5丁目
だるまを買い求める客でにぎわう露店=11日午後5時5分、宇都宮市大通り5丁目

 390年前の江戸初期から続く露天市。大通り1丁目の足利銀行宇都宮中央支店前から今泉1丁目の旧篠原家住宅前までの約400メートルが午前9時から車両通行止めとなり、約300軒の露店が通りに連なった。

 日没前後は続々と買い物客が訪れ、各店にずらりと並ぶだるまや熊手、黄ぶななどを品定めした。拍子木や太鼓を鳴らしながら手締めをする光景も見られ、活気にあふれた。

 同市大通り4丁目、パート従業員出井泰子(でいやすこ)さん(54)は「物心ついた頃から来ている。定番の赤のだるまに加え、健康祈願の緑色も買いました」と満足そうに話した。

(文・写真 磯真奈美)