今年は1926年の昭和元年から数えて100年の節目の年。市街地、通り、デパート、公共施設、祭り…。「昭和100年」を迎え、私たちが住むまちのスポットやイベントはどのように変遷したか。昔と今、それぞれの写真と共に紹介する。

高さ規制で地下へ増築 日光金谷ホテル本館(日光)

 神橋近くの高台に建つ、現存する日本最古のリゾートホテル「日光金谷ホテル」(日光市上鉢石(かみはついし)町)。国登録有形文化財の本館は1936(昭和11)年に地面を掘り下げ、2階建てから3階建てに変貌を遂げた。

 当時は国の外貨獲得の流れの中、宿泊客の増加に伴う増改築が急務だった。階下への増築は、隣接する3階建ての別館が35年に完成したことが関係する。