渡良瀬川にサケを放す会の飯田事務局長(右)と活動を支えてきた妻の敏子さん

渡良瀬川河畔で行われたサケの稚魚の放流(佐野市渡良瀬川にサケを放す会提供)

渡良瀬川にサケを放す会の飯田事務局長(右)と活動を支えてきた妻の敏子さん 渡良瀬川河畔で行われたサケの稚魚の放流(佐野市渡良瀬川にサケを放す会提供)

 【佐野】40年以上にわたり、渡良瀬川でサケの稚魚の放流を続けてきた市民団体「佐野市渡良瀬川にサケを放す会」がこのほど、活動休止を決めた。環境への市民の関心を高めることなどを目的に取り組んできたが、近年のサケの大不漁で卵の入手が困難になり、苦渋の決断を余儀なくされた。同会の飯田進(いいだすすむ)事務局長(75)は「再び実施できることを信じ閉鎖はしない。活動再開の際には皆さんのご支援をお願いしたい」と思いを語る。