下野新聞社の「2024年県内十大ニュース」が19日、決まった。
1位は、石橋高野球部が初となる夏の甲子園出場。全国高校野球選手権栃木大会で国学院栃木高に逆転勝ちして初優勝し、迎えた甲子園では2回戦で聖和学園(宮城)を破り、初勝利を挙げた。2位以下を大きく引き離す得点を集めるなど注目度の高さが際立った。
応募総数は、はがき175通と「下野新聞デジタル」などウェブを通じた962件の計1137件。前年の計585件のほぼ倍に達した。7年ぶりに千件台を上回り、最近10年間で最多の応募が寄せられた。
2位は、那須町伊王野の河川敷で4月、2人の焼損遺体が見つかった殺人死体遺棄事件。県警と警視庁の合同捜査本部が、被害者夫婦の長女ら計7人を殺人容疑などで逮捕し、一連の捜査は終結。後に東京地検が7人全員を殺人と死体遺棄、死体損壊罪で起訴した。
3位は、11月投開票の知事と宇都宮市長のダブル選。現職の福田富一(ふくだとみかず)氏と佐藤栄一(さとうえいいち)氏が、現職の知事、県庁所在地市長として共に全国最多となる6選を果たした。1位から順にスポーツ、事件、選挙の話題が並ぶバラエティーに富んだ結果となった。