移転することになった子ども食堂「森のこびと」と加藤代表。22日に最後のイベントを開く

 【鹿沼】仁神堂(にがみどう)町の子ども食堂「森のこびと」は22日、イベント「森のクリスマス マルシェ&おはなし会」を開く。付近の国道拡幅工事に伴い年内で移転することから、同所でのイベントは最後となる。売り上げの一部は能登半島地震の被災地支援に寄付する。関係者は多くの来場を呼びかけている。

 同食堂は2017年10月にスタート。現在は第2、4月曜午後4時から弁当型と会食型の計65~75食程度を提供し、親子連れや近所の高齢者、支援が必要な若者らが利用している。地域の人との交流を図りPRにもつなげようと、年4回のイベントも開いている。

 しかし敷地前の国道293号の拡幅工事のため立ち退かなければならなくなり、来年1月から古賀志町に移転することになった。

 今回のイベントでは、手作り小物や野菜などを販売するほか、子どもたちによる駄菓子屋を出店。同食堂で使ってきた机、椅子、備品などをガレージセールする。カレーランチを子どもは特別無料で、大人300円で振る舞う。おはなし会は、紙芝居や読み聞かせを行う。

 加藤美智子(かとうみちこ)代表(67)は「この場所で最後となるのは寂しいが、楽しんでもらい次につなげられれば」と話している。

 午前10時~午後2時。移転先での子ども食堂は来年1月27日から。(問)加藤代表080・5486・2726。