建設中の複合施設の前で植樹をする園児たち

 【市貝】植栽活動を通した緑あふれる地域づくりを目指す「県東地域『地域でみどりのおもてなし事業』~輝くみらいをデザインする」が6日、来春オープン予定の複合施設「すぎやまテラス」で行われ、保育所の園児や関係者らが緑化活動に汗を流した。

 宇都宮市と芳賀地区を所管する県県東環境森林事務所が主催。年1回、管内の市町で植樹会を行っており、今回は建設が進む同施設が選ばれた。約40人の参加者は、最初に市塙(いちはな)の民間企業「フォレストリー・ジャパン」が贈ったハナミズキを植樹。さらに場所を変えてシバザクラを植えた。

 杉山保育所の園児8人は保護者らと参加。初めて植樹を体験した年長横山和南(よこやまかずな)ちゃん(6)は「楽しかった。風が吹いていたけど寒くなかった」と笑顔を見せた。同事務所の川上晴代(かわかみはるよ)所長は「すぎやまテラスは保育所も入る交流の場。この植樹が地域の魅力創出の一助になれば」と話していた。