濱田庄司「青釉格子描角皿」1970年ごろ

濱田晋作「塩釉刷毛目鉄絵花瓶」(1980年)

濱田庄司「青釉格子描角皿」1970年ごろ 濱田晋作「塩釉刷毛目鉄絵花瓶」(1980年)

 益子陶芸美術館で開催中の企画展「静と動 濱田晋作(はまだしんさく)・濱田庄司(はまだしょうじ)」は、庄司の次男で同じ陶芸の道に進んだ晋作さん(1929~2023年)を軸に、計90点余で2人の作品を展観する。同じ土と釉薬(ゆうやく)、焼成法を用いながらも2人の作品は対照的。多忙な父を支えながら自らの作風を作り上げた晋作さんを通し、父から子へとつながる技と心を浮かび上がらせている。