家族連れでにぎわったまちかど広場

広場内に出店したキッチンカー

ボードに街なかの好きなところを書き込む子どもたち

家族連れでにぎわったまちかど広場 広場内に出店したキッチンカー ボードに街なかの好きなところを書き込む子どもたち

 街なかの公共空間を活用し、居心地のよい空間を創出する実験「まちかど広場 みやのラウンジ化計画」(市中心市街地活性化協議会主催)が11月3日まで、中央1丁目のまちかど広場で行われている。

 2021年に始まったプロジェクト「プレイスメイキングうつのみや(プレみや)」の一環。同広場では昨年初めて実験し、休憩場所としてのポテンシャルを確認した。今回は宇都宮大の学生と協働し、日常的に活用していくためのルール作りなどを模索する。

 広場内には人工芝や丸テーブルが設置され、自由に読むことのできる本なども置かれている。キッチンカー5事業者が日替わりで出店し、カレーやクレープなどを販売する。また市障害者福祉会連合会による物品販売や、音楽のステージ演奏などもある。来場者に利用のきっかけや滞在時間などを尋ね、今後の活用方法検討に生かす。

 20日は風が強かったものの晴天に恵まれ、多くの家族連れでにぎわった。来場者はボードに街なかの好きなところを書き込んだり、音楽ライブを楽しんだりしながら、思い思いに休日を満喫。キッチンカーで軽食を買い求める人の姿も見られた。

 音楽ライブを目当てに友人3人で訪れた日光市沢又、無職正田知子(しょうだともこ)さん(80)は「ライブがすごく楽しかったし、キッチンカーが出ているのもいい。ここには初めて来たけど、風がなければいい場所だと思う」と話した。

 午前10時~午後5時。雨天中止。(問)市NCC推進課028・632・2108。