たわわに実った青パパイアとそれを収穫する協議会会員

 【茂木】牧野(まぎの)の寺山地区の住民らで組織する「天空の里てらやま村おこし協議会」はこのほど、地区内のほ場で育った青パパイアの収穫祭を行った。強力な抗酸化作用があり、国内で健康野菜として浸透しつつあるパパイアの実は秋の深まりとともに出荷が本格化する。

 同地区では2年前から協議会組織として、鳥獣被害にも遭いにくい青パパイアを栽培。今年は約14アールのほ場に150本の苗を植え、管理を続けてきた。河又光一(かわまたこういち)会長(69)によると「今年は樹木の生育はいいが、少雨や高温障害などで実の付き方は昨年より少なめ」という。

 収穫祭では約10人の会員らが剪定(せんてい)ばさみなどを使い、たわわに実った青パパイアを収穫していった。河又会長は「今後は暑さ対策などをしっかりやって、収量を増やしていきたい」と話した。

 寺山地区の青パパイアは道の駅もてぎ、いい里さかがわ館など町内外の直売所で、相場の半額に近い300~400円で販売している。