選挙戦の火ぶたが切られた10月中旬。街頭でマイクを握る自民党候補者を横目に、県内で会社を経営する50代男性は仕事のため車を走らせた。
「聞かなくても何を話すかは想像がつく」。内心そう思った。渦中にある“政治とカネ”の問題について「大した説明はしないだろう」とも。
もともと男性は熱心な自民支持者だ。派閥裏金事件の温床となった政治資金パーティー券を何度も買ってきた。1枚2万円程度で、1回につき20万円ほど払った。付き合いで買わざるを得なかったが、安くはない出費を負担に感じていた。
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