自転車ロードレース「2024宇都宮ジャパンカップサイクルロードレース」第2日は19日、宇都宮市大通り周回コース(2・25キロ×15周=33・75キロ)でクリテリウムが行われ、大会史上初の逃げ切りを決めたトムス・スクイニシュ(ラトビア、リドル・トレック)が41分32秒で初優勝した。トレック勢は5連覇を飾った。
レースは序盤からワールドチームのアタックが繰り返され、マテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス)やニールソン・パウレス(米、EFエデュケーション・イージーポスト)ら5人で逃げを形成。マイケル・ウッズ(加、イスラエル・プレミアテック)らの追走で8週目には9人、最終的に11人の小集団になった。
近年は大集団によるスプリント勝負が繰り広げられてきたが、この日は逃げとメイン集団が約20秒差のまま終盤に突入。最後にスクイニシュが逃げ集団から抜け出した。宇都宮ブリッツェン勢はフォン・チュンカイ(台湾)の20位が最高。日本人最高位は岡本隼(おかもとはやと)(愛三工業)の12位だった。
大会最終日は20日午前10時から、同市森林公園周回コース(10・3キロ×14周=144・2キロ)でロードレースが行われる。
◆逃げ集団から抜け出す
勝利の余韻に浸るように両手で風を受け止めた。ゴール前で先頭集団から抜け出し、出場2度目で初優勝を飾ったトムス・スクイニシュ(ラトビア、リドル・トレック)。「ハードなレースを勝ててうれしい」と素直な思いを口にした。
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