チーズフォンデュを味わう児童ら

チーズフォンデュをクラッカーに付けて味わう児童

チーズフォンデュを味わう児童ら チーズフォンデュをクラッカーに付けて味わう児童

 那須塩原市内で生産が盛んなチーズのおいしい食べ方を知ってもらおうと、市内の小中学校6校で3日、「チーズフォンデュ給食」が初めて振る舞われた。

 市は生乳産出額全国2位を誇り、児童生徒らに乳製品の魅力をPRするため渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長が発案したという。黒磯学校給食共同調理場の受配校に市販のチーズフォンデュ(40グラム)や牛乳、チキンライス、ポトフなどの献立約1400食が提供された。

 稲村小では、渡辺市長ら市三役の4人が3年1組の児童約30人と会食。児童らは会話を楽しみながら、温かくやわらかいチーズをブロッコリーなどのゆで野菜やクラッカーに絡ませ、おいしそうに頬張っていた。

 伴内裕香(ばんないゆたか)さん(9)は「チーズフォンデュを食べたのは初めて。野菜にチーズを付けると、さらにおいしくなった」と笑顔。渡辺市長は「おいしいチーズを食べられる取り組みを増やしていきたい」と話した。

 チーズフォンデュ給食は11日に市内の残りの小中学校や義務教育学校計21校でも提供される。