生後間もない新生児の先天性疾患の有無を調べる「新生児スクリーニング」(先天性代謝異常等検査)で、県保健衛生事業団は10月1日から独自事業として、現行の22疾患に遺伝子異常で生じるムコ多糖症など5疾患を追加する。2025年3月末までを試験期間とし、希望する保護者に無料で実施する。一方、同年4月以降の正式実施では公費対象外のため、5疾患の検査では保護者の負担が生じる。関係機関は無料で受けられるよう国や県に支援を求めている。
新生児スクリーニングは、生後数日の新生児のかかとから微量の血液を採取し、生まれつき持つ代謝やホルモン異常の早期発見と治療につなげることを狙う。本県では従来の20疾患に2疾患を独自に加え、県から委託を受けた同事業団が検査を実施。県内で出産を扱う全ての産科や助産所で無料で検査を受けられる。
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