10月31日告示、11月17日投開票の知事選で、共産党県委員会を含む政党や団体で構成する政治団体「みんなで県民の知事をつくる会」の天谷静雄(あまがいしずお)代表は27日、下野新聞社の取材に対し同会で候補者を擁立することを明らかにした。最終調整を進めており、10月初旬にも記者会見で発表する。 これまで現職の福田富一(ふくだとみかず)知事(71)が6選出馬を表明しており、選挙戦の公算が大きくなった。
天谷代表は、福田氏の県政運営について「大企業優遇の姿勢。次世代型路面電車(LRT)や特別支援学校の寄宿舎問題に関する政策でも、考えに隔たりがある」と批判。公約の柱に「暮らしと福祉の重視」を据えることも明かした。
知事選を巡っては、立憲民主党県連も独自候補の擁立を目指しているが、具体的な候補者は決まっていない。