第47回県少年の主張発表県大会(県青少年育成県民会議など主催)が21日、県総合文化センターサブホールで開かれ、最優秀賞に高根沢町北高根沢中3年岡本智尋(おかもとちひろ)さん(15)が選ばれた。
県大会には県内8地区の代表16人が出場した。岡本さんは「心の土台を固めて」と題して発表した。
生徒会役員として学校の決まりを見直す中、多様性という言葉で守るべきルールやマナーがあいまいとなっていることに疑問を感じたという。「守るべきものは何か、本当に大切なことは何かを真剣に考え、それぞれの心の土台を揺るぎないものとすることが、多様性を認める社会の実現の第一歩となる」と訴えた。
岡本さんは「他の人の発表も素晴らしかったので、選ばれるとは思っていなかった。応援してくれた友達に感謝したい」と話した。11月に東京都内で開かれる全国大会に向け推薦され、関東地方などの代表者の中から出場者が決まる。
優秀賞には宇都宮市星が丘中3年蛯澤奏太(えびさわそうた)さん、鹿沼市東中3年引敷林杏和(ひきしきはやしあんな)さん、真岡市山前中3年高崎愛梨(たかさきあいり)さんが選ばれた。