【下野】石橋北小の全校児童166人が20日、近隣の田んぼで恒例の稲刈り体験を行い、秋の実りの収穫に汗を流した。
同校では収穫の喜びを味わい豊かな心を育むことなどを目的に、14年前から全校児童での稲刈り体験を行っている。上古山、農業小川博(おがわひろし)さん(90)が所有する同校北側の田んぼ約400平方メートルを教育田として借り、5月には全校児童で田植えを行った。
稲刈りを前に、小川さんが児童らに鎌の使い方や正しく刈る方法を説明。爽やかな青空の下、児童たちは頭を垂れる稲穂を真剣な表情で刈り取った。
6年阿久津孝友(あくつたかと)さん(12)は「暑くて大変だったけれど、鎌を上手に使って稲穂を刈ることができた」と喜んでいた。