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開会式の会場で大会旗を掲げ入場した本県の女性消防団員たち=19日午前、宇都宮市宮みらい

事例発表で心肺蘇生体操を披露する宇都宮市消防団の女性団員たち=19日午前、宇都宮市宮みらい

事例発表で心肺蘇生体操を披露する宇都宮市消防団の女性団員たち=19日午前、宇都宮市宮みらい

開会式の会場で大会旗を掲げ入場した本県の女性消防団員たち=19日午前、宇都宮市宮みらい 事例発表で心肺蘇生体操を披露する宇都宮市消防団の女性団員たち=19日午前、宇都宮市宮みらい 事例発表で心肺蘇生体操を披露する宇都宮市消防団の女性団員たち=19日午前、宇都宮市宮みらい

 全国各地の女性消防団員が集う「第29回全国女性消防団員活性化とちぎ大会」が19日、宇都宮市宮みらいのライトキューブ宇都宮で開かれ、47都道府県から約2千人の女性団員をはじめ約3200人が参加した。知識の習得や情報交換を通し、活動の強化や地域防災力の向上へ意識を高めた。

 消防庁や日本消防協会などが主催し、本県開催は初めて。開会式では、那須烏山市消防団の佐藤利奈(さとうりな)さん(40)が大会旗を持って入場した。

 消防庁の池田達雄(いけだたつお)長官はあいさつで、1994年に全国で約5千人だった女性団員が2024年は2万8千人を超えたと説明し、「(消防団が)持続可能な組織であるためには時代の変化に対応しなければならない。鍵を握るのは女性団員だ」と強調した。

 活動事例発表では県内外の5団が登壇し、市民向けの応急手当て講習会や防災啓発ソング作成といった独自の取り組みを紹介。

 宇都宮市消防団は、自動体外式除細動器(AED)の使用方法と心肺蘇生の手順を覚えてもらうために考案した「心肺蘇生体操~こんなときは~」を披露した。岡田恵子(おかだけいこ)副分団長は「女性団員たちでやりたいと考えた体操。今後も地域で広めたい」と話した。

 県消防防災課によると、全国の女性団員数は4月1日時点で前年比641人増の2万8595人。本県では同7人増の275人が活動している。