パリ五輪の思い出などを振り返る水沼選手=県庁

 今夏のパリ五輪競泳男子100メートルバタフライで8位に入賞した真岡市出身の水沼尚輝(みずぬまなおき)選手(27)=新潟医療福祉大職員=に17日、栃木県庁で知事特別表彰(県スポーツ功労賞)が授与された。水沼選手の受賞は3度目。

 2021年の東京大会から連続出場となったパリ大会は競泳日本代表の主将を務めた。準決勝では全体8位で決勝に進出。その決勝でも51秒11をマークして8位に食い込み、同種目で自身初の入賞を果たした。

 授与式では「本当に力になりました」と県民の熱い応援に改めて感謝。28年に開催されるロサンゼルス五輪への出場にも意欲を示し、「決勝で自己ベストを更新してメダルを手にし、また表彰されたい」と抱負を語った。

 福田富一(ふくだとみかず)知事は「今後は大会を総なめするぐらいの活躍を期待しています」と激励し、水沼選手に表彰状と記念品を授与。JA全農とちぎから県産米「とちぎの星」50キロなどが贈られた。