旧暦の8月15日に当たる中秋の17日、栃木県内の夜空にも「中秋の名月」が姿を現した。宇都宮市内では次世代型路面電車(LRT)との幻想的な共演が見られた。
県子ども総合科学館によると、この日の同市内の月の出は午後5時25分。18日の満月を前に丸い月が雲の合間から県都の空に浮かび上がった。LRTの宇都宮芳賀ライトレール線沿線では月明かりの下、黄色と黒の車両が行き交っていた。
鬼怒川河川敷で名月の撮影を狙っていた同市清原台5丁目、無職古口利夫(こぐちとしお)さん(75)は「とてもいい景色ですね。明日の満月もチャレンジしたい」とほほ笑んだ。