スタッフの説明を受け東武ワールドスクウェアを見学する生徒ら

 【日光】今市高2年生約160人は12日、地域の活力を引き出す取り組みや課題を学ぶため、市内各所でフィールドワークを行った。

 同校は昨年度から総合的な探求の時間で、市と連携してまちづくりや地域振興への理解を深める学習を実施。本年度は「まちの魅力を高める」などをテーマに、1~4の各組が足尾、藤原、日光、栗山の各地域について学んでいる。

 この日は地域に分かれて各組が足尾銅山観光、テーマパーク「東武ワールドスクウェア」、日光山輪王寺大猷院、湯西川ダムなどを訪れた。ワールドスクウェアを訪問した2組の約40人は縮尺された国内外の建築物や遺跡を見学。ミニチュアの人形約14万体を地道にメンテナンスしたり、4月から「ペットツーリズム」に対応するために犬との入場を可能にしたりしている同パークの取り組みについてスタッフから説明を受け、熱心に聞き入っていた。

 初めて訪れたという山本結愛(やまもとゆめ)さん(17)は「建物だけでなく、ミニチュアの自動車などが実際に動いているのに驚いた。こういう面白い部分をもっとPRできれば良いのではないかと思いました」と振り返った。