打撃でチームを引っ張る作新の土井=同校グラウンド

守備から流れを呼び込む石橋の杉浦=同校グラウンド

打撃でチームを引っ張る作新の土井=同校グラウンド 守備から流れを呼び込む石橋の杉浦=同校グラウンド

 来春のセンバツ甲子園につながる第77回秋季県高校野球大会兼秋季関東地区大会県予選は14日、開幕し、10月6日まで延べ10日間、60校48チームがしのぎを削る。上位2チームは同月26日から神奈川県で開かれる関東大会に出場する。台風10号の影響で交流戦の日程が変更され、シードが16チームとなった今大会。組み合わせを4ブロックに分け、関東へ二つの枠を懸けた熱き戦いの行方を展望する。

◆Aブロック 実力拮抗、接戦の予想

 文星芸大付などシード勢を中心に実力が拮抗(きっこう)し、どの試合も接戦が予想される。

 文星芸大付は経験豊富な主力が抜け、夏からのメンバーは2人のみ。投手陣は全員が初の県大会だけに、どれだけ失点を抑え、攻撃につなげられるかが肝だ。

 足利は交流戦2試合でわずか1失点。夏の文星芸大付戦で6回1失点の好投を見せた静井悠守(しずいゆうま)が新チームでも要となる。

 矢板中央、足利大付の両シードは打ち勝つ野球で交流戦を制し、県大会でも打撃戦で上位進出を狙う。

◆Bブロック 石橋中心に県立争う