「とちぎ未来号」の愛称で再塗装される新デザイン

 栃木県は11日、県子ども総合科学館のシンボル「H-Ⅱロケット」実物大模型の新たな塗装デザインと愛称を発表した。青を基調とし「TOCHIGI」の文字と星をあしらった新デザインで、愛称は「とちぎ未来号」。6点の図案から選ぶ県民アンケートで最も支持を集めた。

 同館は2025年秋のリニューアルオープンに向け改修工事中。実物大模型の塗装は10年以来となる。

 新デザインのアイデアと愛称は宇都宮市姿川第一小2年加藤音羽(かとうおとは)さんが考案した。アンケートでは回答者1021人のうち、331人の支持を得た。

 デザインには「みんなが元気でいてほしい」、愛称には「明るく元気な未来に飛んでいけるように」との思いが込められている。デザイン化には文星芸大の学生が協力した。

 同日の定例記者会見で福田富一(ふくだとみかず)知事は「栃木県の宝になっていくと思う」と太鼓判を押した。10月以降に塗装工事を実施し、24年度内に完了する見込み。