冠水した道路で一時動けなくなった車=8日午後4時20分、宇都宮市さつき3丁目(画像は一部加工しています)

 県内は8日、大気の状態が不安定になり、宇都宮で局地的に激しい雨が降った。同市南部で住宅13棟が床下浸水した。道路冠水により車12台が水没した他、河川の溢水(いっすい)もあった。

 宇都宮地方気象台によると、本州に停滞する前線に向かって温かく湿った空気が流れ込んだ他、気温上昇に伴い大気の状態が不安定になった。8日は宇都宮で午後4時までの1時間に46・5ミリの降水を記録した。

 市によると、同市五代1丁目と若松原2丁目の民家計13軒で浸水を確認。コインランドリーや接骨院でも浸水被害があった。

 また同市南部では道路計6カ所が冠水。同市兵庫塚2丁目などで車12台が水没した。河川は新川と兵庫川の水が一時的にあふれた。