ベリテンライブが行われた会場=8日午後7時10分、真岡市下籠谷

負傷した清掃ボランティアが待機していた仮設テント=8日午後6時、真岡市下籠谷

ベリテンライブが行われた会場=8日午後7時10分、真岡市下籠谷 負傷した清掃ボランティアが待機していた仮設テント=8日午後6時、真岡市下籠谷

 最終盤に向け盛り上がっていた県内恒例の野外ライブは一転、ゲリラ豪雨と落雷に見舞われた。真岡市下籠谷(しもこもりや)の井頭公園で8日に開催された「ベリテンライブ2024スペシャル」。会場を地響きと衝撃が襲い、観客の歓喜は悲鳴に変わった。「視界が一瞬真っ白になった」。来場者は驚きと落雷の恐怖を口にした。

 複数の観客によると、同日午後3時ごろから始まったバンド演奏の途中で雨が降り出し、近づいてくる雷の音とともに急激に雨が強くなっていった。

 宮城県から訪れていた会社員(24)は、スタッフの指示に従って前方のステージ近くへ移動した。観客が集まりしゃがんでいた時に落雷があった。「近くの避雷針に落ちたように見えた。視界が一瞬真っ白になって、すさまじい音と、座っていても衝撃で体がよろめくような地響きを感じた。『キャー』とか『うわー』という悲鳴が上がり、かなり怖かった」と振り返った。