宇都宮地方気象台は1日、台風10号から変わった熱帯低気圧の影響で、2日夜にかけて大雨や雷に注意を呼びかけた。これまでの雨で地盤が緩んでいる所があり、「少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まる恐れがある」としている。

 気象台によると、熱帯低気圧などにより南から暖かく湿った空気が流れ込み、県内は2日昼過ぎから夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になる見通し。

 栃木市によると、市内で開設していた10カ所の自主避難所は1日朝、閉鎖した。県内の学校関係は、一部の小中学校が2日を休校にしたり下校時間を繰り上げたりするが、多くの市町では通常通りという。