【下野】地元の子どもたちや市民団体が手作りしたかかしを神社の旧参道沿いに並べた「第16回古山のかかし祭り」が25日、下古山の下野星宮神社で行われた。多くの地元住民が境内に集い、お囃子(はやし)の演奏や園児によるダンス発表などを楽しんだ。
農作物の嵐除けを願う「風祭(かざまつり)」の付け祭りとして、地域の活性化を目的に同実行委員会が毎年主催する。
キャラクターなどをモチーフにした37点のかかしが並べられ、訪れた人々は一番良いと思うかかしに投票。最高賞の金星賞には古山小5年3組が制作した「歯みがき戦士ミニオン」が選ばれた。
代表として表彰状を受け取った早乙女柊哉(そうとめしゅうや)さん(10)は「ペットボトルやガムテープを使ってミニオンに見えるように工夫した。(金星賞のことを)早くクラスのみんなに報告したい」と笑顔で話した。
落合博(おちあいひろし)実行委員長(76)は「今年はコロナ禍以前の規模に戻すことができた。たくさんの方に来ていただけて大盛況だった」と話した。