県は27日、トチノキなどの樹木に寄生して枯死させる特定外来生物の昆虫「ツヤハダゴマダラカミキリ」の成虫1匹を、野木町内で初めて確認したと発表した。成虫や被害が確認されたのは県内5市町目。
県によると、町内の工場敷地内のトチノキに成虫がいるのを、従業員が発見し町に連絡した。町職員が成虫と複数の産卵の跡を確認した。県と町は半径2キロ以内の被害を調査する。
県自然環境課は「10月までは成虫が発生する時期。さまざまな樹種に寄生するので、疑わしいカミキリ虫を見つけたら連絡してほしい」と呼びかけている。