福田富一氏

 自民党県連は26日、10月31日告示、11月17日投開票の知事選に立候補を表明している現職福田富一(ふくだとみかず)氏(71)と政策協定を結んだ。これを受けて県連は、知事選で福田氏を推薦することを決めた、と発表した。

 知事選での同党本部の推薦は連続3期までとされているため前回、前々回と同様に「県連推薦」となった。県連は4期以上で推薦を出す場合は政策協定を結ぶと内規で定めており、4年前に続いて福田氏と2度目の政策協定を締結した。

 関係者によると、同協定では県政の基本姿勢として「未来への投資」「地方創生の進化」などを定めた。主要政策は「少子化・人口減少対策」「医療・福祉の充実」「成長分野への投資」など6項目。学校給食費無償化に向けた取り組み、全世代対象のリスキリング(学び直し)の推進にも言及した。

 知事選では、立憲民主党県連と共産党県委員会がそれぞれ独自候補の擁立作業を進めているが、現時点で具体的な候補者は挙がっていない。