第106回全国高校野球選手権大会に本県代表として初出場し、16強入りした石橋ナインの甲子園報告会が26日、同校体育館で開かれた。
石橋は13日に行われた初戦の2回戦で聖和学園(宮城)を5-0で破り、春夏を通じて甲子園初勝利。中盤に先制点を挙げて主導権を握り、先発の入江祥太(いりえしょうた)が4安打完封した。続く16日の3回戦はセンバツ8強の青森山田(青森)に中盤まで食らい付いたものの、0-5で敗れた。
ナインはこの日、福田博之(ふくだひろゆき)監督を先頭に大きな拍手を浴びながら体育館に入場。田口皐月(たぐちさつき)主将は「スタンドのオレンジ色の応援団が力になったし、そのおかげで試合も楽しめた」と感謝を伝え、福田監督は「この経験を生かし、よりいいチーム、応援していただけるチームをつくっていきたい」と力強く語った。
高垣天音(たかがきあまね)生徒会長は「県大会から長く応援できたことをうれしく思う。甲子園でのプレー、お疲れさまでした」とねぎらい、来賓で出席した坂村哲也(さかむらてつや)下野市長も「市民全員に夢や感動を与えていただいた。心から敬意を表する」とナインの活躍をたたえた。