「この先LRT注意」「前方の信号機を確認!」
次世代型路面電車(LRT)の起点、JR宇都宮駅東口のロータリー付近。LRTの軌道を通る車両に注意を呼びかける看板が、いくつも目に留まる。
この場所では昨年9月と今年5月の2回、軌道に入った車両とLRTとの接触、衝突事故が発生。看板は、宇都宮市や県、県警、運行会社の宇都宮ライトレールなどが対策の一環で設けた。
23日、ロータリーで車を待機させていた同市東町、会社員男性(69)は「妻の迎えで毎日のように来る。LRT開業当初は交通環境が複雑になって危ないと思った。今はかなり慣れたが、それでも信号を見落とさないよう運転には気を使う」と話した。
■不慣れ原因
LRTの最重要課題ともいうべき安全対策。「運行が始まればトラブルは起きる」と市幹部が懸念していた通り、開業後の1年間で車との事故は6件に上った。
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