盆休み中、都内に住む友人から「スーパーでコメが売り切れている」というメッセージが届いた。無料通信アプリのトーク画面に、青ざめた顔の絵文字が付いている▼気になって宇都宮市内のスーパーへ向かった。5キロ、10キロ入り袋のコメが棚いっぱいに積まれていたが、1家族2袋までと制限されていた。県南の道の駅では、農協から仕入れた分はなくなったという▼主食用米の民間在庫量が6月末時点で過去最少となった。それでも「コメ不足」ではない。本県産は1袋30キロに換算して242万3千袋分の在庫がある。農林水産省は「十分に確保されている」という。ならばこの品薄状態は、どういう訳か▼昨年の高温の影響でコメの品質が落ち流通量が減った一方、パンや麺類と比べ値頃なことや、災害に備えて買い求める人が増えたとの見方があるが、判然としない▼生活困窮者に食品を配布する県内各地のフードバンクからも悲鳴が上がる。普段なら十分あるコメが底をついていると。寄付する余裕が家庭や農家にないのだろう▼米価も上昇している。ただ「今までが安過ぎた」という声もある。販売価格より生産コストが上回る農家は少なくない。県内では月内にも稲の収穫が始まる。品薄が解消され、新米を食べれば、友人の青ざめた顔の絵文字も笑顔に変わるに違いない。
コメ品薄
2024/8/23
速報
-
14:41日光のいろは坂でクマ3頭目撃
-
0:09宇都宮 アンダーパス天井に重機が衝突 大型貨物車が積載
-
9/5LRTは先頭車両が破損 軌道に進入の乗用車が衝突 上下線で30分間運転見合わせ 宇都宮東署
-
9/5大田原でプレハブを焼く火災
-
9/53日の突風・大雨、農業被害2億2300万円 栃木県が発表 小山や真岡など 農産物やハウス、神社本殿も損壊
-
9/5下野で震度4観測 宇都宮や栃木など7市町で震度3 震源は茨城県南部
-
9/5栃木県内、警報級大雨や突風の可能性低く 台風15号次第に遠ざかる 引き続き土砂災害や河川の増水に注意
-
9/5栃木県内全ての大雨・洪水警報が注意報に 真岡、益子、小山、茂木に一時警報 引き続き土砂災害など警戒
-
9/5佐野で一時370世帯停電