【那珂川】茨城県との県境にまたがる矢又の鷲子山上(とりのこさんしょう)神社で終戦記念日の15日、先祖の供養を願う「第17回みたま祭り」が行われた。
日没で境内が暗くなり始めた午後6時半ごろ、本殿に続く石畳の参道や階段で、竹の筒に入った500本のろうそくをともした。長倉樹(ながくらたてる)宮司のおはらいの後、幻想的な雰囲気の中で茨城県常陸大宮市在住の舞踏家堀馨予(ほりかおよ)さんらが創作バレエを奉納。参拝者は普段入れない本殿で鎮魂を祈った。
長倉宮司は「風雨がなく、近年にない最高の雰囲気で良い祭りになった」と話した。