第106回全国高校野球選手権大会第7日は13日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦4試合が行われ、本県代表の石橋(初出場)は第2試合で聖和学園(宮城、初出場)に5-0で快勝し、春夏を通じて甲子園初勝利を挙げた。県勢の3回戦進出は昨年の文星芸大付に続き3年連続。県立校の勝利は2002年の小山西以来22年ぶり。

 石橋は四回、入江祥太(いりえしょうた)の左前打などで1死満塁の好機をつくり、伊澤颯盛(いざわりゅうせい)の右前適時打で2点を先制。さらに若月優人(わかつきゆうと)も右前適時打で続くなど一挙4点を奪って主導権を握った。七回も1死満塁と攻め立て、敵失からダメ押しの1点を追加した。打線は単打のみで9安打。二回以降は毎回出塁し、積極的な走塁で聖和学園を揺さぶった。

 先発投手の入江は毎回の11奪三振で135球完封。140キロ台の直球にスライダー、カーブなどの変化球を織り交ぜて強打の相手打線に的を絞らせず、散発の4安打に抑えた。野手陣も好守でもり立てた。

 石橋の3回戦は大会第10日の16日、第3試合(午後1時10分開始予定)で青森山田(7年ぶり12回目)と対戦する。

   
【電子号外】石橋、甲子園初勝利 入江11奪三振完封(8月13日)