ジョージ大使(右端)からショールを贈られ、披露する福田知事(右から2人目)=5日午後、東京都千代田区

 県と在日インド大使館は5日、東京・九段南の同大使館で、相互理解を促進するイベント「栃木デー」を開き、関係者ら約200人が交流を深めた。

 本県からは福田富一(ふくだとみかず)知事をはじめ、県選出国会議員、県議、県や市町、県内企業、経済団体関係者らが同大使館を訪れた。インド側はシビ・ジョージ在日大使や在日インド関係者らのほか、本国からも関係者がオンラインで参加した。

 福田知事は県内に約千人のインド人が居住していることなどに触れ、「本県とインドが互いの強みを生かし連携することが、双方の企業の利益に資する」とあいさつした。

 ジョージ大使は「新たな始まりとなることを確信している。本日の議論が実り多いものになる」と述べ、福田知事らに友好の印としてショールを贈った。

 インドの国技とも言えるクリケットで地域振興を進め、ジョージ大使と交流もある佐野市の金子裕(かねこゆたか)市長が、市の魅力をプレゼンテーションした。

 同市や県内企業のブースが設けられ、用意された県産品の日本酒や益子焼などとともに本県をPRした。インド側は伝統ダンスパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。