歯切れの布や紙などを使ってかるたの絵札を作る児童ら

 【栃木】持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶ授業として、小規模特認校の国府(こう)南小の児童は24日、端切れの布や紙などを再利用したかるたの絵札作りを体験した。

 かるた作りは同校の児童育成プロジェクト「oneclass(ワンクラス)」の一環で授業は全3回。初回は児童や保護者、地域住民らが貧困や平和などをテーマに読み句を考案。2回目の今回は、読み句に合う絵札作りに児童39人が挑戦した。宇都宮市のNPO法人「みんなちがうからおもしろい」のメンバーらが講師を務めた。

 児童は、台紙にカラフルな模様が描かれた端切れの布や紙をちぎって貼るなどして読み句から連想する場面を自由に表現。「子どもも大人も同じ命」の絵札を作った3年白土蒼(しらとそう)さん(8)は「いろんな命があることをハートの大きさや色の違いで表せた」と話した。

 3回目の授業は9月のオープンスクールで完成したかるたを使った、かるた取り大会を実施する。