高さ3メートルの囲いで育ったカボチャ

 北米原産の果樹「ポポー」などを栽培する那須烏山市野上のほ場「ファームポポー」で、高さ3メートルの囲いで育ったカボチャが収穫期を迎えている。

 同所、農業石川仁一(いしかわじんいち)さん(74)は長年、同ほ場でカボチャを育てている。昨年の収穫期にネズミなどの食害被害が著しく、高所での栽培で被害を防ごうと竹や鉄パイプで囲いを作った。囲いは幅5メートル、奥行き50メートルあり、「まさかり」や「坊ちゃん」など5品種計約200株が囲いをはうように地面からツタを伸ばし、頭上から丸々とした実をぶら下げている。

 石川さんは「想像通りの出来。今のところ食害はなく、試した意味があった」と話した。

 収穫したカボチャは26~28日の山あげ祭期間中、滝の龍門ふるさと民芸館で1個200円で販売する。