バスケットボールB1宇都宮ブレックスの竹内公輔(たけうちこうすけ)選手(39)が19日、宇都宮市徳次郎町の重度障害児者ケア施設「うりずん」や同市竹林町の済生会宇都宮病院など同市内の4カ所に、小児用バギーを1台ずつ贈呈した。
竹内選手は2019-20年シーズンから福祉用具を扱う「ひびき」(宇都宮市)の協力を得て、県内の医療法人などに車いすを贈る個人的な活動を始めた。今回の寄贈は20年以来、4年ぶり2度目。
うりずんでは寄贈式が行われ、施設を利用する子どもや保護者、スタッフら約40人が参加。拍手と歓声を受けながら会場に姿を見せた竹内選手は子どもらにサインをしたり、質問を受け付けたりして交流を深めた。
うりずんの高橋昭彦(たかはしあきひこ)理事長(63)は「すてきな車いすを届けていただきありがたい。選手たちが試合でシュートを決めてくれると頑張っている子どもや、その親たちもとてもうれしい」と感謝を述べた。
竹内選手は「地域のファンがいてこそブレックスは人気チームになれた。少しでも恩返しをしていきたい」と語った。