漬物の製造出荷額が全国4位の本県で、製造所の数が減少している。県や宇都宮市への13日までの取材によると、食品衛生の基準を満たし営業許可を取得した県内の漬物製造所は211カ所(12日現在)で、ピーク時の2009年度の493カ所から6割減少。背景には作り手の高齢化や後継者の不在などがあるとみられる。そうした状況の中、地元農家らの手作りの味を守ろうと模索する関係者もいる。
県医薬・生活衛生課と宇都宮市保健所によると、漬物の製造販売には保健所から営業許可を得る必要がある。県食品衛生条例に基づき営業許可を得た県内の漬物製造所は直売所ブームによって増加。09年度をピークに、その後は減少傾向が続き、20年度は404カ所に減った。
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