パリ五輪バスケットボール男子日本代表が10日、東京都内で記者会見し、「史上最強」とも言われる12人が意気込みを語った。チーム最年長の33歳で2021年東京五輪から2大会連続の出場となる比江島慎(ひえじままこと)(宇都宮ブレックス)は「12人に選ばれて光栄。経験値を生かしていければ」と抱負を述べた。
メンバーは今月上旬にかけて国内で行われた国際強化試合を経て、最終候補の16人から絞り込まれた。トム・ホーバス監督は選考について「誰がチームにフィットするかを重視し選んだ。最後のサバイバルは難しかった」と苦渋の選択だったことを明かした。
男子は昨夏のワールドカップで48年ぶりに自力での五輪出場を決めた。パリでは「ショック・ザ・ワールド(世界に衝撃を与える)」を合言葉に史上初の8強入りを目指す。
世界ランキング26位の日本は1次リーグB組に入り、27日の初戦で同3位のドイツと当たり、開催国の同9位フランスと30日に、最終予選を勝ち抜いた同12位ブラジルと8月2日に対戦。主将の富樫勇樹(とがしゆうき)(千葉J)は「五輪に簡単なグループはない。3点シュートとリバウンドの意識を強く持ち戦っていく」と決意を口にした。