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軌道上などに現れた逃げ水=8日午後1時35分、宇都宮市宮みらい

 梅雨時期ながら厳しい暑さが続き、宇都宮市の次世代型路面電車(LRT)の軌道上に逃げ水が現れている。最高気温が35・9度と2日連続の猛暑日となった8日は列車が行き交う中、水たまりのような蜃気楼(しんきろう)が見られた。

 宇都宮の最高気温は1週間連続で30度以上となっている。この日も朝から気温が上昇。午前9時には30度を超え、LRTの軌道上などに逃げ水が現れた。停留場では汗を拭いながら列車を待つ人が見られた。乗車した宇都宮市氷室町、高橋秀夫(たかはしひでお)さん(75)は「初めて乗った。冷房が効いており、歩かずに済んで快適だった」と話していた。

 運行会社の宇都宮ライトレールは「開業以降、暑さの影響で体調を崩した乗客はいない。万が一の事態にしっかり対応できるようにしたい」としている。