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下野人形を乗せた小舟を流す子どもたち=7日午前11時10分、小山市小山

 七夕の7日、栃木県小山市の夏の風物詩「思川の流しびな」が市役所西側の思川河川敷で行われた。

 「思川の流しびな保存会」(諏訪(すわ)ちひろ会長)の主催で65回目。浴衣姿の子どもなど約120人が訪れ、県伝統工芸品の和紙「下野しぼり」で作られた高さ7センチほどの下野人形(ひとがた)を紙の小舟に乗せ、願いを込めて川面に浮かべた。

 諏訪会長は「皆さんの笑顔がうれしい。保存会の仲間と力を合わせて行事を続けたい」と話した。

 小山児童合唱団は「しもつけひとがたの歌」などを披露して行事に花を添えた。小山第三小6年漆戸愛珠(うるしどあみ)さん(11)は「団員が増え、もっと楽しく歌えるようお願いした」と笑顔を見せた。