【那須】那須地域を中心としたサイクリングイベント「那須高原ロングライド2024」が7日、寺子乙の余笹川ふれあい公園を発着点に行われた。県内外の自転車愛好家ら約1600人が、自然豊かな景色やおもてなしなどを満喫しながらコースを疾走した。
那須地域の企業や団体などでつくる実行委などが主催。12回目を迎える今回は、上級者向けの山岳コース「那須高原ヒルクライム100」など、町と那須塩原市、福島県白河市、西郷村を舞台に計8コースで行われ、地元グルメなどを振る舞う休憩所も設置された。
開会式で実行委の高根沢武一(たかねざわたけいち)会長(65)は「自転車という同じテーマで集まった人たちで友情を分かち合い、楽しい1日を過ごしてほしい」とあいさつ。参加者は厳しい暑さの中、コースごとに数十人ずつ順次スタートし、思い思いのペースでペダルをこいだ。
初めて参加した茨城県石岡市大塚、公務員冨田光男(とみたみつお)さん(63)は「車では見られない風景や自然、風を感じながら走るのが楽しい」と笑顔で話した。