栃木県は5日、県中央児童相談所が医療型障害児入所施設の入所待機児童に関するメールを福祉型障害児入所施設に誤送信し、42人分の個人情報が流出したと発表した。同日時点で流出による2次被害は確認されていないという。
県こども政策課によると、児相職員が1日午前、医療型障害児入所施設の入所待機児童リストを、福祉型障害児入所施設4施設へメール送信した。2日午後、一つの施設から指摘を受け、誤送信が発覚。4施設にリストの削除を依頼し、削除を確認した。
リストは住所や障害の有無、疾病歴など複数年分の情報が含まれ、本来は医療型障害児入所施設へ送るはずだった。送信前に2人以上で行うべき送信先などの確認が不十分だったという。リストにあった児童らの保護者に、電話で謝罪を行っている。
今後は送信時の確認を徹底し、チェック体制の強化を図るとしている。