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ちょうちんが並ぶ作業場で筆を握る田中さん=5日午前10時20分、栃木市藤岡町新波

ちょうちんが並ぶ作業場で筆を握る田中さん=5日午前10時35分、栃木市藤岡町新波

ちょうちんが並ぶ作業場で筆を握る田中さん=5日午前10時20分、栃木市藤岡町新波 ちょうちんが並ぶ作業場で筆を握る田中さん=5日午前10時35分、栃木市藤岡町新波

 栃木市藤岡町新波(にっぱ)の田中提灯(ちょうちん)店で、夏祭りや盆のためのちょうちん作りが最盛期を迎えている。

 同店は県伝統工芸品「新波の提灯」を制作しており約120年の歴史がある。4代目店主田中梅雄(たなかうめお)さん(64)が文字や絵を手書きするなどして作っている。

 5日は、田中さんが筆で神社の名前や文様を書き入れたり、出来上がったちょうちんを天日干ししたりしていった。「手作りで趣のあるちょうちん。一つ一つ気持ちを込めて作っています」と話している。

 県内をはじめ北関東一円から注文があり、8月末までに約200個を作る予定。繁忙期のため毎日、午前4時半から午後8時ごろまで作業するという。